最近はアパレル商品や靴などを中国仕入れし、販売する方法が増えています。
もともと人気があるジャンルであること、服が好きな人は自分のファッションセンスを活かせることも注目の理由でしょう。
しかし、中国仕入れをする場合に注意しなければならないことがあります。
知らずに仕入れてしまうと、返品やクレーム、低評価につながってしまう可能性もあります!
注意点を押さえて、スムーズな販売を実現させましょう。
1:中国の服のサイズについて
中国の服のサイズは、日本のサイズと似ていて同じように見えてしまいがちです。
しかし、実際は違うことが多いのです。
同じサイズだと思い込んで販売すると、購入者からのクレームや返品の対応に追われることになります。
事前に中国の服のサイズ表記が日本とどのように違うのか、覚えておきましょう。
①中国の服のサイズ表記
中国にはサイズの標準となる規格「GB規格」があります。
中国の服のサイズはこのGB規格の他に、M・Lといったサイズでも表記されています。
どちらかが表記されていることもあれば、両方とも表記されていることもあります。
GB規格とサイズ表記の対応表を確認しましょう。
![]() |
|||
XXXL | 185/105 |
GB規格の場合、160-165(身長)/84-86(胸囲)と表記されることもあります。
②日本の服のサイズ表記
日本にはサイズの標準となる規格として「JIS規格」があります。
~号や、S・Mで表記されていますよね。
実際は身長やヒップの大きさなどで細かく分けられていますが、
わかりやすく標準体型である154~162cmのサイズで表記していきます。
サイズ表記
JIS表記
③比較表
中国のサイズと日本のサイズを比較してみましょう。
レディースの場合をみていきます。
このように、中国のサイズは日本と少々異なります。
中国の規格でのサイズを注文した場合、合わないと感じることも。
中国のサイズ表記は日本のサイズ表記より1サイズ大きいのです。
例えば、中国のLサイズは日本のMサイズに相当すると覚えておくと良いでしょう。
また、販売する時は日本のサイズより少し大きめに作られていることを表記しておくとトラブルを未然に防ぐことができます。
商品ごとに想定されている身長や胸囲、丈間などを明記するとより良いでしょう。
事前に取り寄せたサンプルなどがあれば、自分で測ってみるとより正確です。
そしてその情報はできるだけ商品ページの目につきやすいところに書いておくことが大切です。
2:靴のサイズについて
中国では世界中へ販売される靴の生産も盛んです。
ただ、靴のサイズ表記については国々で違うというのをご存知でしょうか。
中国仕入れの際、また購入者への適切な説明を行う際にも役に立つポイントを押さえましょう。
①中国の靴のサイズ表記
中国の靴のサイズは~cmと表記されていません。基本的には以下の通りです。
②日本の靴のサイズ表記
日本の靴のサイズは~cmで表記します。
③比較表
中国のサイズと日本のサイズを比較してみましょう。
レディース
メンズ
比較表を保存しておくととても便利です。
また、中国サイズ→日本サイズへの簡単な計算方法も記載してみました。
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中国サイズ→日本サイズ
(中国サイズ+10)÷2=日本サイズ
例:(中国サイズ34+10)÷2=日本サイズ22cm(センチ)
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靴を販売する際、何も説明せずにそのまま商品を発送してしまうと、
購入者は見慣れないサイズ表記に戸惑いクレームや返品につながることもあります。
中国や諸外国と日本のサイズの表記が違うことや、大体~cmに該当するなどを明記すると、購入者は安心して取引を行えます。
3:中国から服を仕入れて販売する際のサイズ表記の注意点
①中国の「GB規格」は日本の「JIS規格」と表記が違う。
②中国のサイズは日本のより大体1サイズ大きい。
③販売時に身長や胸囲、丈間などを見やすいところに明記する。
4:中国から靴を仕入れて販売する際のサイズ表記の注意点
① 中国の靴のサイズは~cmと表記しない。
②(中国サイズ+10)÷2=日本サイズ
③販売時に該当する日本のサイズを明記する。
まとめ:
中国仕入れと聞くと難しく捉えられることが多いですが、ポイントを押さえればとても簡単です。
誰でも手軽に始められるのもこの業界の魅力です。
これであなたも順調に中国仕入れ販売ができるでしょう!
この記事は中国輸入代行業者である中国仕入れのさくら代行が執筆しています。
中国仕入れのさくら代行:https://www.sakuradk2.com
さくら代行は日本と中国に拠点を持ち、事業者様の代わりに中国国内の全ての業務と日本への納品(FBA直送含む)を行うことを使命としております。中国輸入販売をお考えの方は是非さくら代行サービスをご利用くださいませ。